安川電機の「マトリクスコンバータU1000」が、「2015年度省エネ大賞」の経済産業大臣賞を、また「事業所再編によるロボット村の省エネ推進」が省エネルギーセンター会長賞を受賞した。
マトリクスコンバータU1000は、14年4月に世界で初めてマトリクスコンバータ技術を応用して開発した製品で、高調波対策、電源回生でインバータを超えるパフォーマンスを発揮している。特に、エレベータ、クレーンなどの昇降機械の回生エネルギーを活用すると、年間の消費電力量を約50%削減できるなど、高い省エネ効果が認められることなどが、省エネ大賞最高位の受賞につながった。
省エネ効果に加え、制御盤設置面積が従来の構成に加え、65%削減できるのも大きな特徴。
事業所再編によるロボット村の省エネ推進は、同社が本社を置く北九州市の事業所を本社棟、ロボット工場、展示施設などで新旧建屋同時に省エネ化を推進し、14年度のエネルギー使用量を10年度比42%削減に成功している。