アズビルは、第12回LCA日本フォーラム表彰で、「LCA日本フォーラム奨励賞」を受賞した。
LCA日本フォーラム表彰は、2004年に創設・発足した制度で、企業、組織、研究者などのLCA(ライフサイクルアセスメント)と環境効率にかかわる優れた活動および製品・サービスを表彰している。
同社が受賞した活動は、「バリューチェーン全体での環境負荷削減に向けた、製品LC-CO2を活用した環境配慮設計の推進」。受賞理由は、他の大企業と比べて体系的に取り組み、LCA実施要領を社内標準化している点や、簡易LCA算定ツールを開発した点が評価された。
簡易LCA算定ツールは、90~95%程度の範囲で実際の算定結果を満たしており、新製品開発におけるLC-CO2での開発設計目標値の設定に寄与している。また、部品から大規模システムに至るバラエティに富んだ製品・サービスを扱う企業として、環境配慮設計の共通基盤整備に多大な労力を要するものとされる中、環境配慮設計の結果を社内施策へうまく生かしている。
azbilグループはその理念の下、地球環境への貢献を経営の重要課題の一つと捉え、持続可能な社会の実現に向けて継続的に取り組み、環境に配慮した製品・サービスの開発を目的に、1997年に「環境負荷低減のための製品開発指針」を制定して以来、ライフサイクルにわたる環境配慮製品・サービスづくりを積極的に進めている。