デジタル(大阪市中央区北浜4-4-9、TEL06-6208-3133、ジャンフランソワ・マソー社長)は、HMIやPLCとダイレクトに接続して、人やモノの情報を管理するRFIDシステム「OsiSense XGシリーズ」を新たに発売する。
近年、RFIDシステムは、人やモノの情報を認識する機器として、IoT導入を支えるセンシング技術の分野で注目されており、入退出管理などのセキュリティ、食品産業での期限管理や品質トレーサビリティ、物流現場での配送トラッキングや自動仕分けなど、幅広い現場で実用化されている。特に製造現場では、非接触でデータを読み書きできる特性を活用し、バーコードの代わりとして製造情報の参照や、検査・実績情報の収集・管理にRFIDを活用する事例が増えている。
同シリーズはよりシンプルな使い心地を追求した設計で、HMIはもちろん、メーカー機種を問わずPLCとダイレクトな接続が可能。これにより、OsiSenseを採用すれば設備内のコントローラーに制限されることなく、すべての情報を上位PCにあげることができる。通信方式はEtherNetとシリアル(RS-485)の2タイプ。RFIDタグに関連する国際標準仕様「ISO15693-14442 A/B」を採用しているため、RFIDタグ自体は同社が提供する製品以外にも多くの種類から選定可能。環境に左右されることなく、世界中で安心して使用できる。さらに、リーダ/ライター一体型でシンプルな構成のため、多様な接続性と合わせ、現場のIoT化に寄与する。