これは、ダイヤル部分の小型化により、ダイヤル外径が業界最小サイズの10.8ミリ(従来品比45%削減)となり、高さも41.9ミリ(同18%削減)で、従来取り付けができなかった小型シリンダなどへの取り付けが可能となった。
内部部品の設計見直しにより、ダイヤル目盛り数に比例した流量調整を実現、製品ごとの流量調整のバラツキも少なく、同一ラインが複数台ある設備の立ち上げやメンテナンス時に、目盛りを同じ値に設定することで、調整作業工数が減り、調整ミスが防止できる。
ダイヤル目盛りが1回転刻みだった従来品に対し、0.5回転刻みでの流量設定が可能で、より細かな調整が行える。また、ダイヤルの操作性も向上、0.5回転刻みでつまみから「カチッ」という操作感が伝わるため、ダイヤル目盛りが目視確認できない設置環境でも設定数値が分かる。
小形シリンダに対応した接続口径M5サイズをラインアップに追加し、取り付け可能なシリンダの幅が広がった。
最高使用圧力は1.0メガパスカル、最低使用圧力は0.05メガパスカル、ダイヤル制御範囲は1~7回転。流量タイプは、微流量タイプ、低流量タイプ、標準流量タイプがある。
自動車部品などの組み立て・搬送工程、スマートフォンやタブレット端末など電子部品の組み立て装置、2次電池の製造装置などに使用できる。
標準価格は1810~1万2440円。初年度2000万円、3年後に4000万円の販売を計画している。