ロボット革命イニシアティブ協議会は「ロボット革命国際シンポジウム」を、東京・霞ヶ関のイイノホール&カンファレンスセンターで15日開催した。
ⅠoTによる製造ビジネスの変革の流れの中で、欧米および国内のIoT・ICTを活用したものづくりやロボットの強化方針、先進事例などを共有化するために開いたもので、テーマは「ロボット革命実現に向けて」。
シンポジウムは、セッション1「インダストリー4.0の最前線から」、同2「IoTビジネスの最前線から」、同3「IoTによる製造ビジネス変革に向けたコラボレーション」、同4「ロボットの社会実装に向けたルール作り」のプログラムで行われた。
キーノートスピーチを行った経済産業省糟谷敏秀製造産業局長は「1人当たりの付加価値を飛躍的に高めることは、海外との対抗だけでなく、わが国の飛躍のためにも必要である。日本の製造現場の強みが必ずしも稼ぐ力になっていない。企業のトップが何をしたいのかの目的を明確にし、経営課題解決へトップの視点で考える必要がある」と述べ、さらに、日本の中小企業のIoT導入に向けて新たに「中堅・中小企業サブ幹事会」を今年から設けたことを明らかにした。