今回開始する「カスタマイズ注文サービス」は、これまで仕様ごとに品番が分かれていた既存商品と新規取扱商品を約100アイテムに分類・集約し、ユーザー自らがWEBサイトでの注文時に仕様を選択・設定できるサービスで、同社では初の取り組み。サービスの対象は、建材・エクステリアカテゴリの内装ドアおよび玄関収納箱、ベアリング・伝導機器カテゴリのシャフト、LMガイド、ボールねじ(直動部品)の5分野で、注文画面上で1000億通り以上のカスタマイズが可能となる。
納期は製品や仕様によるが、仕様を確定した段階で予定納期がすぐに確認できるため、注文前であれば納期と仕様のバランスを見ながらの選定が可能になる。従来の型番からの注文と比べ、ボールねじであれば「ねじ軸外径」「リード」「ねじ軸全長」「精度」など、必要事項を順に選択することで注文まで一括でできるうえ、軸端加工などの追加工が可能な製品もあり、エンジニアや購買担当者のトータル工数削減が見込める。このサービスにより、同社は商品検索から注文までにかかる業務コストを従来の約半分に削減できるとしている。
ボールねじなどのメーカーブランド品をWEB上で簡単選定、短納期で追加工もするサービスはミスミが「e追加工サービス」として先行。既存の専門商社もエンジニアリング力やサポート力を強化し、差別化をはかっており、今回のモノタロウのサービス開始により競争の激化が予想される。