不二電機工業は「第7回太陽光発電システム施工展」に出展し、パワー半導体を使用した半導体直流開閉器“SemiCon Switchシリーズ”「STH形」をはじめ、DC1000V対応のストリング監視ユニット「SMHシリーズ」、軽量化に寄与するアルミ端子台などを展示。ほかにも色覚のバリアフリー化に寄与する「カラーバリアフリーLED」や可視光通信技術を用いた製品など、幅広いラインアップを紹介し注目を集めそうだ。
特に半導体直流開閉器「STH形」は「無接点」であるため、従来の「有接点」方式での課題が多数解決できる。接点の酸化や異物混入などの接触不良が発生しないほか、アークによる接点摩耗がなく、開閉耐久性が高いため、過酷な環境下で長期安定稼働が求められる太陽光発電システムなど、主に新エネルギー関連向け開閉器として採用することで、多くのメリットを享受できる。さらに動作音が発生しないため、夜間稼働や騒音制限のある場所での使用にも最適。定格絶縁電圧はDC600Vの高電圧に対応。
また、制御指令はPLC信号などで制御可能なDC24Vのため、遠隔地からの操作が容易にできる。さらに、過電流保護機能を有し、過電流を検知すると自動的に主回路を停止する安全設計になっている。