国内最大の電気設備機器・資材・工具などの関連総合展示会である「JECA FAIR 第64回電設工業展2016」(主催=日本電設工業協会)が、5月25日から3日間、インテックス大阪(3、4、5号館)で開かれるが、このほど開催概要が固まった。3月3日現在の出展者数は、201社(593小間)で、大阪としては一昨年に次ぐ2番目の規模となる。海外からも7社が出展。
今回の展示会テーマは「夢ある社会 電設技術で明るい未来!」。
電気設備機器の技術はこのところめまぐるしい進歩を遂げているが、5年前の東日本大震災の発生以降は、日本全体でエネルギー問題への関心が高まり、あらゆる面で「省エネ・新エネ・蓄エネ・創エネ」への取り組みが活発化し、JECA
FAIRへの期待と役割が高まっている。
今回も、昨今のエネルギーに関連した技術・製品が多数展示されることが見込まれている。
また、昨年に続き「東北復興支援コーナー」を4号館に設け、5年目を迎えた被災地の状況をパネルで紹介するほか、災害時における設備機能維持に配慮した施工についての報告や、出展製品の中から災害時に貢献する電気設備機器の紹介なども行う。同時に、被災3県の物産品販売も実施する。
さらに、電気設備業界の将来を担う優秀な人材確保に向けた「電気設備業界リクルーティングフェア2016」も昨年に引き続き開く。会場内に「電気設備業界プロモーションコーナー」を設置し、会員企業の入職案内や会社案内の配布、若手技術者によるパネルディスカッションの開催、電気設備業界ポータルサイトの開設などのアピール活動を実施する。
特別講演会は、元ラグビー日本代表の大畑大介氏が「為せば成る」と題して行う。
そのほか、恒例の「製品コンクール」「出展者プレゼンテーションセミナー」、お楽しみ抽選会、電設資材カタログ(JECAMEC)体験コーナーなども企画している。