マスプロ電工は、長年培ったアンテナ関連技術を基に、2015年9月からRFID平面アンテナやRFIDシートアンテナを発売しており、3月8日から東京ビッグサイトで開催中の「リテールテックJAPAN2016」に出展し、各種RFIDアンテナを用いた商品管理システムや、スリム型RFIDゲートアンテナ(参考出品)、トレー型アンテナ内蔵リーダライタ(参考出品)を発表した。
デモに使われるRFIDシートアンテナの特徴は「薄さ」と「軽さ」。本体部が1.8ミリと棚に敷くのに最適な仕様になっている。本棚、薬品棚、製品在庫棚などで使用でき、既存の環境に設置してもアンテナの存在を感じさせない。会場ではロングタイプRFIDシートアンテナとRFIDタグを組み合わせた実演展示が行われる。
また、RFIDゲートアンテナは電波をゲートの外に漏らさない構造。ゲートを通過した対象物だけを読み取り、ゲート付近に置かれた意図しないタグの読み取りを減らすことができる。スリムなため、倉庫、工場ラインでの活用のほか、勤怠管理や店頭など外観が重視される多くのシーンでの使用にも対応できる。さらに、アンテナ内蔵のトレー型リーダライタも展示、タグ付きの製品がトレーから取り出された時に警告用ブザーを鳴らすなどができる。