フエニックス・コンタクトは、スイッチング電源「TRIO POWER」を今年から販売開始した。プッシュイン式端子を採用し、ピーク対応のダイナミックブーストや、出力電圧の状態監視など従来モデルに比べ、大幅な省スペース化(40%以上削減)を実現している。また、同社のスイッチング電源は全てDINレール取り付けに対応しているが、「TRIO POWER」では72W~480W(単相入力または三相入力)までの製品をラインアップしている。
さらに、同社がリードするプッシュイン式端子を採用したことで、“挿し込むだけの配線”や“トルク管理不要”“増締め不要”といった作業工数の削減だけではなく、メンテナンスの手間や配線に対する不安要素を払拭(ふっしょく)。そして、ダイナミックブーストでは定格出力電流の1.5倍の出力(最大5秒)を可能とし、誘導性負荷や容量性負荷による機器の突入電流に対応できる。
近年、制御盤の小型化が進む中で、「TRIO POWER」は市販されている、同容量のスイッチング電源の中でも最もスリムで、実機に対して左右のスペースを必要としないため、密着取り付けを可能にし、より省スペースに貢献。基本性能をはじめとし、産業用途に必要とされる機能や特性を追求したのが「TRIO POWER」である。