ODVA TAG Japan(松本英俊代表)は「第19回年次総会」を、東京・大崎のゲートシティホールで4日開催し、2015年度活動報告、16年度活動計画などを審議し、承認した。
総会では、松本代表が最近の活動状況を報告し、「IoTやインダストリー4.0などへの流れが強まる中で、これらをつなぐ役割を担っているネットワークの重要性が高まっている。産業用ネットワークの存在感が増し、会員各社の事業拡大につながることを期待している」と述べた。
16年度の活動方針では、ODVAカレッジを5月大阪、11月東京、金沢、熊本で開催するほか、セミナーの開催も予定。
また、ケーブル・コネクタ敷設ワーキングでITとOTシステムの統合に向けた活動やCIP仕様書の改訂も、15年度に引き続いて進めることが報告された。
なお、総会の前に講演会が行われ、日本マイクロソフト第1インダストリー本部の武本大作マネージャーが「IoTとデジタル化で変わる製造業とマイクロソフトの取り組み」、ボッシュ・レックスロス吉田拓史氏が「スマートファクトリー実現の課題から見たODVAとSercosの協力~CIP Safety、EtherNet/IPとの共通インフラ、そしてOPC-UA」と題し、それぞれ講演した。