横河メータ&インスツルメンツ(東京都武蔵野市、山崎正晴代表取締役社長)は、3マイクロメートル帯に対応した業界初の分散分光方式のベンチトップ型光スペクトルアナライザを発売した。
同製品は、業界最高レベルの広い測定レンジを持ち、従来の波長3マイクロメートル帯向けの干渉計型測定器と比較して約1万倍に相当する80デシベル、近傍ダイナミックレンジも約300倍に相当する55デシベルを実現。波長分解能も従来の測定器の3分の1程度の100pmとなっている。
分光器内の微量な水蒸気を除去して特定の波長の光の吸収を抑制し、高次回折光の影響を低減することで被測定光本来の光スペクトルの測定もできる。環境計測分野などの大学・研究機関、光半導体デバイスメーカー、光モジュールメーカー、医療分野向けなどに、半導体レーザーやファイバレーザー、広帯域光源の発光スペクトル評価、FBGなどの用途を想定している。