人と協働するコ・ロボットを開発・製造・販売するライフロボティクス(東京都江東区、尹祐根代表取締役)は、グローバル・ブレイン、日本テクノロジーベンチャーパートナーズCC投資事業組合、リード・キャピタル・マネージメント、KODENホールディングス、三菱UFJキャピタル、オムロンベンチャーズを引受先にシリーズAラウンドにおける総額約5億円の第三者割当増資を完了した。
同社は、2016年1月から、安全柵がいらず、人と並んで作業ができるピッキング業務に最適な協働ロボット「CORO」を展開。同製品は肘関節のない伸縮アームを持つ協働ロボットで、小型化とシンプルな動作により、設置スペースや安全性、ティーチングなど、従来の垂直多関節ロボットで課題とされていた問題を解決している。
安全柵がいらず、人と同程度の占有面積で動作でき、これまで難しかった狭いスペースへの導入が可能。また手先の移動に対してアームの動きがシンプル。従来の垂直多関節ロボットは肘の影響で動きが複雑で、協働する人が危険を予測しにくかったが、同製品は動きを予測しやすく、安全性を高めている。さらに、ティーチングも簡単。複雑な動きがないので、一般の作業者でも実施できるようになっている。
今後増加が見込まれる女性や高齢作業者にとっても高い安全性と協働性、理解しやすいロボット動作で安心。ティーチングから運用、移設もシンプルで扱いやすさも特徴。化粧品や物流、食品業界でのピッキング用途として広がっている。