ボッシュのフォルクマル・デナー取締役会会長は9日、ベルリンで開催されていたBosch ConnectedWorldで、インターネットベースのサービス向けクラウド「Bosch IoT Cloud」を本国ドイツで導入し、2017年から外部の一般企業向けに提供を開始することを明らかにした。
Bosch IoT Cloudは、同社が開発した「Bosch IoT Suite」をベースとするクラウド。ウェブ接続が可能なモノを認識し、データを組織化して交換でき、例えば、損傷の兆候がある場合、機械を修理するための予防措置を講じるなど、自立的に決定を下す規則性を持たすこともできる。
現在500万台以上のデバイスや機械が接続され、同社をはじめ、顧客もこのプラットフォームをベースとしたソリューションやプロジェクトを運用している。
クラウドのデータセンターは、ネットワーク化ソリューションのセキュリティに対する懸念を解消するため、意図的にドイツ国内に設置する。
今後、このクラウドを通じて自動車向け、産業向け、建築向けにアプリケーションを提供していく。