パナソニックシステムネットワークス(東京都中央区、片倉達夫社長)は、新開発の32チャンネル集音アレイマイクと、IP対応の全方位カメラとを組み合わせることで、約300メートル先から飛来するドローンを確認できる「ドローン検知システム」を開発した。
同システムは、32個の無指向性マイクを円形に配置したマイクアレイ構成の集音マイクで、ドローン特有のローター回転音や風切音などを検知できる。
32個のマイクへの入力音信号が特定方向に対して位相がそろう条件で信号加算を行い、ドローンの飛行音があれば信号強度が上昇することで、約300メートル先のドローン飛来音を検知できる。
昼夜に対応した旋回・チルト、ズーム機能を搭載した監視カメラシステムと連携・システムアップすることで、マイクで飛来音を検知した後、ドローン機体をカメラの映像で確認することも可能。
また、同システムは集音マイクと全方位カメラを搭載した一体型で、持ち運びも可能。特定場所への常設はもちろん、イベントなど一定期間だけの設置にも活用しやすくなっている。