ユニアデックス(東京都江東区、入部泰社長)は、IoT利活用の早期実現を支援する場として「ユニアデックスIoTエコシステムラボ」を開設する。プレオープンは、同社東京ベイ開発センターで4月11日から。本オープンは6月上旬に東京都江東区豊洲、東雲に移転し、6月上旬となる予定。
同ラボは、「利活用検討の場」「ビジネス共創する場」を提供し、IoTによる新たな価値創出の早期実現を目指す。
利活用検討の場としては、ユーザーの課題を解決するシナリオを用意し、「体感」「仮説導出」「技術検証」の観点から具体化を目指す。
体感では、製造業・ヘルスケア分野・社会インフラ分野を中心に、作業員の安心・安全、画像解析による自動判断、施設の見える化などをテーマに、具体的なデモや活用シナリオを提供する。
仮説導出では、ユーザーの業務を理解しながら活用シナリオを検討。課題抽出により活用シナリオの仮説を導き出す。
技術検証では、デバイス、ネットワーク、データ収集・分析にいたる技術実装をワンストップで提供するための実現性を検証する。
ビジネス共創する場としては、さまざまな強みや知見を持つ共創パートナーと共に、バリューチェーンから課題と価値創出の利用シーンを洗い出し、それを試行し具現化してビジネスの早期実現を目指す。
すでに、製造業向けに機器の遠隔監視や作業員の安全をテーマに、ヘルスケア・医療分野向けでは、健康促進や見守りをテーマにサービスの検証・開発を進めている。さらに分析領域では、障害予兆検知の共同検証なども実施している。
同社は、有償でワークショップによる利活用シナリオ導出やコンセプト立案、それを検証する技術的支援、また、すぐに使って体感できるIoTスタートキットの提供などを予定している。