岡村製作所は、ノルウェー・Jakob Hatteland Computerのロボットストレージシステム「AutoStore(オートストア)」を、ニトリグループの物流を担うホームロジスティクス(東京都北区、松浦学代表取締役社長)の通販センター(神奈川県川崎市)に納入し、2月から稼働を開始した。
同システムは、全世界ですでに100以上のシステムが採用されているが、日本国内では今回が初納入となる。
同システムは、コンテナを隙間なく積み上げて収納、一般的なスタッカークレーン式自動倉庫の約2倍、平置き棚の約3倍の収納力を持つ。出庫は、グリッド上のロボットが縦横無尽に走行し、目的のコンテナをつり上げ、ポート(ピッキングステーション)へ自動搬送。ピッキングを定位置で行え、作業者の負担が少なくミスのない効率的なピッキングを実現する。ロボットやグリッドを追加するだけでシステムの拡張、能力アップができる。ホームロジスティクスは、今後の通信販売事業の拡大、取り扱いアイテム・物量の増大、人手不足などに対応するべく同システムを導入。繁忙期には1日当たり50人の省人化ができると見込んでいる。