因幡電機産業は、第42回ジャンボびっくり見本市に出展、製造現場記録ユニット「チョコ停ウォッチャー」を紹介する。
製造現場では本格的な故障ではなく、一時的なトラブルのために設備が停止したり空転したりする状態(=チョコ停)が発生してしまう。現場担当が気づき、引っかかったワークを除去したり、セットし直したり、センサの調整などをすることによって設備は正常作動に復帰するが、チョコ停の回数が多いと設備稼働率が低下しコストに影響する。しかもチョコ停の原因は多岐にわたり、しかも突然発生するためなかなか原因がつかめない。そのため、製造現場では、人による監視やビデオカメラなどで撮影を行い原因究明が行われてきたが、原因特定に非常に多くの工数がかかっていた。
本製品は、チョコ停が発生した瞬間に外部機器から信号入力を受け、その“前後”最大15分間の動画をタイムスタンプと共に保存する。外部信号入力を受けた時点から“過去”の動画を保存できることで、チョコ停発生以前の状態を確認できる。また、長時間録画を行った中から動画を見ながら探すのではなく、ピンポイントにチョコ停時の動画を確認、原因特定工数も削減できる。電源はDC5~48Vに対応し、FA現場との親和性も非常に高く、フルハイビジョンの鮮明な画像で細かい箇所まで確認が可能になっている。