安川電機は、ACサーボドライブでグローバル№1のシェアを有し、国内外で取り組みを強めている。
注力機種の「Σ-7シリーズ」は、「Σ-V(ファイブ)シリーズ」の後継機として、「e-motional Solution」のコンセプトのもと、“装置性能”“使いやすさ”“環境性能”“安心”“サポート”“ラインアップ”“互換性”の七つにポイントを置いて開発した。機種も50W~15kWまでのラインアップが完成し、幅広い用途へ対応できる。
速度応答周波数は3.1kHzと世界最高を実現するとともに、振動抑制機能などがさらに進化させており、Σ-Vで好評を得ていた調整レス機能がさらに進化させながら安定性が約2倍に向上し、ゲインの調整なしで発振せずに俊敏に動かせるとともに、装置内のサーボエネルギーを有効活用して、2軸アンプやDCバスの接続による、複数軸間での回生エネルギーの活用などにより大幅な省エネ化も実現している。
しかも、機能安全規格でIEC61508安全度水準SIL3にも対応している。また、モータの体積は、Σ-V比80%の世界最小レベルの小型化を図りながら、業界最高分解能の24ビットエンコーダなども搭載。
なお、高速スキャン設定、最小125マイクロ秒が可能なマシンコントローラも完備している。