モノタロウは15日、茨城県笠間市で開設を進めている専用物流施設「笠間ディストリビューションセンター」の起工式を行った。
同センターは出荷能力・在庫能力増強を目的に開設する新しい物流拠点で、2017年3月に本稼働を予定、業界最大規模となる約50万点の在庫保有、ユーザーへの迅速な配送体制の強化向上と、200人以上の新規雇用による地域経済活性化も目指す。同社の物流センターとしては尼崎(兵庫県)、多賀城(宮城県)に続く3拠点目。
施設にはデジタルピッキングシステム、無人棚搬送システムなどを導入。同時入出荷キャパシティは10トントラック換算で40台以上、入出荷キャパシティは2万行入荷/日、4万件出荷/日など大型の物流施設となる。
北関東には自動車、自動車部品、電機・電子・食品など多くの業界の大型工場が集積しており、物流施設の新設によりユーザーにとってはさらなる利便性向上が期待される。
モノタロウは切削工具・研磨材など工業用資材~自動車関連商品・工事用品、事務用品に至るまで、現場・工場で必要とされる製品900万アイテムをインターネットで販売、16年4月11日現在の利用ユーザー数は、約187万、16年度の売上高予想は710億円(前年比23.5%増)。