ミマキエンジニアリングはプリント後の堅牢性を備えつつ柔軟性にも優れ、従来困難だった真空成形品や伸縮材料への加飾を実現する、UJF-7151 plus、JFX200-2513に搭載可能なUV硬化インク「LUS-350」の販売を5月より開始する。
同製品は、プリント後、約120~200℃加熱時に最大350%の伸縮が可能となる。熱が冷めるとインクは硬くなり、加熱時に成型した形を保ちつつ高い堅牢性を発揮、UV硬化インクの特性である堅牢性と、延伸性の相反した特性を兼ね備え、耐久性と美しさを併せ持つプリントが実現する。
真空成形品や3次元表面加飾成形のひとつ「TOM成形品」などへの成形前のプリントが可能、平面でプリント後に成形してもインクが割れず、自動車パーツや成形看板、モックアップなどの作成に適している。
繊細なデザインのテクスチャも、プリントの美しさをそのままに伸縮可能。2層、3層プリントを施され、インクが厚く盛り上がったプリント部分も、インク割れすることなくきれいに成形することができる。インク色はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイトに加え、クリアインクをラインアップ。クリアインクによるテクスチャ表現や、グロス仕上げにより、カラーだけでは得られない質感や表現を実現する。