日東工業は、「見て」「触れて」「体感」できるショールームを19日、静岡県菊川市の菊川工場敷地内にオープンした。同日、ショールーム開設オープニングセレモニーが開かれ、同社の佐々木拓郎社長、太田順一菊川市長、内田隆菊川市議会議長らが出席、テープカットなどを行った。
同工場は、分電盤、キャビネットなどを生産する主力工場だが、従来、製品・技術を紹介、説明するスペースがなかった。そこで、代理店、エンドユーザー、地域の人に、同社がスマート社会を支え、環境に配慮している企業であることを「見える化」して紹介する場としてショールームが新設された。
広さは約400平方メートルで、「つなぐ、つながる」をコンセプトに、森林公園をモチーフにして、製品・技術力が体感できるようになっている。
4つのコーナーに分かれており、(1)社会で活躍する同社の製品・技術を動画とジオラマで説明するジオラマ展示(2)壁面グラフィックなどで、製品が使用されているシーンを想定したシーン展示(3)実際の使用環境や評価試験が行われているかのような演出のプロジェクションマッピング(4)ツリーや壁面緑化を配置し、森のカフェ的な雰囲気のもと、各種情報を受発信するコミュニケーションカフェ-がある。
オープニングセレモニーでは、佐々木社長が「基幹工場である菊川工場とショールームを見学してもらうことで、安全、安心や環境に配慮している当社の製品について知ってもらいたい」とあいさつし、菊川市や取引先の関係者らにショールームをPRした。