オプテックスは14日、ビルオートメーション(BA)市場への参入を発表した。
第一弾として発売する人の存在を検知する「在室検知センサ」は、照明や空調システムとの連動で、照度や温度管理による室内環境の快適化・生産性の向上や省エネルギー化を実現する。
BA市場におけるシステム導入において、特定のメーカーの機器や設備しか対応できないクローズドシステムから、仕様が公開されている通信規格(オープンプロトコル)化が進んでいる。異なるメーカーの製品同士でも相互接続ができる環境が少しずつ整いつつある。
新製品は国際規格でもあり、配線不要・電池交換不要のオープンプロトコル無線通信規格「EnOcean」対応で、設置や導入の簡便化が図れ、レイアウトの自由度も向上、必要な場所で最適なセンシングができる。メンテナンスフリー化も実現し、長期にわたる設備管理コストも大幅に削減することが可能。
同社によると、今後は、省エネだけでなく、会議室の利用状況の把握や効率運営、照明・温度・湿度など調整による、快適な環境構築による使用者の業務効率の向上、各種設備の不具合管理といったリスクマネジメントに向けたさまざまな用途に最適なセンサを提供し、さらなる質の高い、ソリューションの実現を目指すとしている。