シーシーエス(各務嘉郎代表執行役社長)は、画像処理検査用LED フラットドーム照明「LFX3シリーズ」を18日から発売した。従来品「LFX2シリーズ」比で3倍(白色・照射距離100ミリの時)の明るさを実現、サイズ・色のラインアップも拡充させた。
また、新製品として「ラインパターン照明」も開発し、28日から販売を開始する。
従来品「LFX2シリーズ」は、検査対象物を均一に照らし、表面の反射率が高いものや凹凸のある検査対象物に対しても影を作らずに撮像することが可能な製品。薄く省スペースという形状に特徴があり、製造ラインや機械装置への設置上の利便性から電子部品や半導体の検査、医薬品、食品の包装パッケージの検査など、多くの製造現場で実績がある。
今回リニューアル発売した「LFX3シリーズ」は、LEDの高出力化と光学系の開発により、従来品比で3倍の明るさを実現。さらにオーバードライブモードのストロボ発光による使用では、明るさは9倍にもなり、検査精度の向上と、検査スピードの高速化に貢献する。また、小型サイズの25×25ミリサイズと、長尺の検査対象物に使える200×100ミリサイズをラインアップに追加。これにより、サイズのバリエーションは7種類に、発光色は白、赤、青、赤外の4種類となり、「LFX3シリーズ」全体で28機種の豊富なラインアップから選定ができる。
また、「ラインパターン照明」は、金属板などの、表面が鏡面状の検査対象物における凹凸などの欠陥検出に適している。フラットドーム照明のコンパクトな筐体を用いて大幅な小型化と省スペース化を実現した。同製品を用いることで、凹凸のある部分は直線のラインが曲線に映り、欠陥の検出を可能としている。