東亜ソフトウェア(鳥取県米子市、秦野一憲代表取締役社長)は、アイエスエイ(東京都新宿区、三反﨑好弘代表取締役社長)が既に発売している「NetEdge」と協業し、装置や環境温度・湿度データの収集管理と異常時の通知を、短時間で簡単にシステム化できるソフトウエア「EdgeView5(エッジビューファイブ)」を開発、5月より出荷を開始する。
温度・湿度の計測と管理は、多くの設備や装置で運用上必須だが、多くは異常が発生したときにその近傍で発報し、計測器に蓄積されたデータを都度取りに行くような運用が一般的。今回のシステムを活用することで、温度・湿度が高精度で計れ、初めての人でも、IoT技術を意識することなく温度・湿度データを収集、遠隔に置かれた、個々の計測装置の管理を行うことができるとしている。
「NetEdge」は温度、湿度、アナログセンサーを接続でき、接点信号の入力監視や出力制御を遠隔から行える端末。業界標準プロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)ベースのため、既存ITシステムとの親和性も高い。
同ソフトでは端末「NetEdge」を最大5台まで接続可能。温度・湿度のグラフ化や、異常時のメール発報、ネットワーク警告灯「警子ちゃん」と連携した光と音を使った通知もできる。工場の温度管理や、サーバールーム、農業分野、食品流通分野などでの用途を見込んでいる。