キムラ電機(東京都品川区、藤岡康太郎社長)は「第41回関東キムデン会総会」を、東京・目黒雅叙園で4月24日開催、14社の販売店から社長・幹部社員が出席した。
総会では、最初に藤岡社長があいさつに立ち「熊本での地震発生で5年前の東日本大震災の記憶がよみがえり、電気制御機器をしっかりと供給し、安全と安心の社会に貢献していく取り組みを再認識した。当社の2016年2月期の売り上げは前年実績を下回り、販売店の皆さまの支援に応えられず残念である。今年度は東京オリンピックに向けた投資の本格化や、東京の品川-田町間の新駅開設に伴う国際ビジネス拠点への整備などが進展していくことで、設備投資が増えるのではないかと期待している。引き続き重点商品の拡販に協力をお願いしたい」と述べた。
続いて、同社藤岡利之常務取締役営業部長から、関東キムデン会の40期活動報告および41期の活動計画、決算報告などの説明が行われた。
また、同社の現況と今期の営業方針も説明があり、「62期の前期は、LED表示灯関連が電力や医療関係向けで15%伸長したが、PV(太陽光発電)向けや東京都心の再開発向けの端子台需要が一服感となっている。今期は、東京オリンピックに関連した鉄道、通信、道路関連での整備需要に期待している。16点タイプの省配線端子台やLED表示灯の拡販を進める。小回りを利かしてユーザー個々のニーズを取り込み、オンリーワンの製品を供給していきたい。販売店さんとの同行訪問などで、ユーザーニーズを具現化できるように取り組んでいく」ことを明らかにした。
その後、日本電気制御機器工業会業務委員会佐藤正博委員長が「2016年の市場展望と第4次産業革命の最新動向」と題し、講演した。