ソフトサーボシステムズ(東京都立川市、梁富好代表取締役社長)はEtherCAT対応産業用ロボットコントローラソフトウエア「RMX」を開発、提供を始めた。
「RMX」は、市販のWindowsパソコンにソフトウエア「RMX」をインストールするだけで、ロボット10台と付加軸8軸を同時制御でき、特別なハードが不要。EtherCATマスタ、リアルタイムOS(RTX)、通信・ロボット・付加軸制御の各種APIなどがすべてそろったインストーラとして、オールインワンパッケージとして提供される。
「RMX」をインストールしたパソコンをそのまま制御装置とし、すぐにロボットのリアルタイム制御を実現する。
「WebブラウザGUI」も提供。iPadなどのタブレットをティーチングペンダントとして利用したり、メンテナンスや生産管理のソフトと連携したりすることもできる。
産業用ロボットのさまざまな機構のキネマティクス(運動学)、逆キネマティクスに対応。垂直多関節タイプでは閉リンク機構や各軸リンクオフセットなど変則的な機構にも対応している。EtherCAT対応のため、ロボット制御と同時にI/Oやカメラなど周辺機器とのやりとりも容易にできる。スカラロボット、デルタロボット(パラレルリンクロボット)にも対応。溶接、搬送、マウンタ、パレタイジングなど多くの用途で活用が期待される。