リコーインダストリアルソリューションズ(横浜市港北区、中田克典社長執行役員)は、画像認識により部品などの組み立て作業が適正に行われているか自動でチェックできる作業支援カメラシステム「RICOH SC-10A」を発売した。
同製品は、事前に登録した正しい作業結果の画像と現在の作業状態の画像を画像認識でチェックし、欠品や部品の間違いなどの作業ミスを防ぐことができるシステム。正しい作業結果と認識されないと次に進めないシステムにすることで、作業途中でのミスを減らして生産効率を上げることができる。
また作業者が組み立て作業に慣れていなくても、画像認識でチェックすることにより作業ミスを防ぐことができ、作業者の即戦力化に役立つ。作業者の教育ツールとしても活用可能。
カメラに画像認識とアプリケーションをすべて内蔵した一体型システムで、マウスとキーボード、モニターのみで、簡単にセットアップが可能。部品のシリアルナンバーや作業時間などの実績をリアルタイムに収集でき、作業分析やトレーサビリティなどに活用可能。また、日本国内で作成した作業指示内容や自動チェック項目などの設定データを、海外でもすぐに使用できる。
価格はオープンで、目標販売台数は年間で600台。