東京都電機卸商業協同組合(TEP、堀内覚理事長)は、第67回通常総会を全国家電会館で11日開催した。
総会に127社の組合員のうち委任状も含め85社が出席した。総会は堀内理事長を議長に選出して進められ、2015(平成27)年度事業報告および決算報告、2016(平成28)年度事業計画および収支予算などを審議・承認した。
総会の冒頭、堀内理事長は「熊本地方の地震の被害にあわれた方に心からお見舞いを申し上げたい。私も2期4年間の理事長としての任期の中で、皆さんのおかげで共同配送や共同倉庫などの仕事を組合としてやることができた。青年部会など次の時代を担う若い力を活用して今後も活動を活発に行ってほしい」とあいさつした。
総会では、浜田昭博副理事長が市況・事業概況およびその他事業の報告、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長が、教育情報委員会活動を屋宮芳高委員長が、組織委員会活動を藤原幹人委員長が、労務委員会活動を中村孝夫委員長が、青年部会活動を市村康徳部会長がそれぞれ報告、さらに16年度の活動計画も発表された。16年度活動計画の中では、流通の海外事業展開研究や海外視察、工場見学会、ITビジネスの普及促進などが予定されている。
また、藤木正則会計理事から決算・予算の報告がなされ、松本年生監事が監査結果を報告した。
今回は役員の改選も行われ、正副理事長が交代した。新理事長には藤木正則中央無線電機会長が、副理事長に屋宮芳高日の丸無線通信工業社長と川鍋季明三共社社長が選ばれたほか、常務理事に松本年生アール電子社長、会計理事に鳥居和久鳥居電業専務がそれぞれ新任した。
なお、前理事長の堀内覚大和無線電機社長は相談役理事に就任した。
総会終了後、永年勤続表彰として、勤続30年以上7社16人、20年以上12社30人、10年以上17社42人の計88人に表彰状と記念品が授与された。