富士電機の2016年3月期連結決算は、売上高が8136億円で前期比0.4%増、営業利益が450億円(同14.5%増)、経常利益456億円(同5.7%増)、当期純利益306億円(同9.5%増)となった。
部門別売上高は、発電・社会インフラが1755億円(同4%増)、産業インフラが2020億円(同6%増)、パワエレ機器が2030億円(同1%増)、電子デバイスが1198億円(同13%減)、食品流通が1150億円(同3%減)、その他が626億円(同2%増)。
パワエレ機器は、ドライブが中国市場の減速で売り上げが減少し、パワーサプライは国内の電源設備増加と新規に連結会社が加わり上回った。器具は国内機械セットメーカーと海外の需要減少で下回った。営業利益は原価低減の推進などにより、2億円増の78億円となった。
17年3月期は、売上高が8300億円(前期比2.0%増)、営業利益が470億円(同4.4%増)、経常利益470億円(同3.0%増)、当期純利益310億円(同1.2%増)を予想。