オムロンの2016年3月期連結決算は、売上高8336億円で前期比1.6%減、営業利益623億円で同28.1%減、税引前当期純利益657億円(同24.8%減)、当期純利益473億円(同23.9%減)と減収減益となった。
セグメント別売り上げは、IAB(制御機器)3360億円(1.2%増)、EMC(電子部品)1037億円(0.3%減)、AEC(車載)1400億円(1.5%増)、SSB(社会システム)775億円(3.6%減)、HCB(ヘルスケア)1081億円(7.5%増)、その他630億円(27.9%減)。
IABは、国内で自動車や電子部品関連業界の設備投資が堅調に推移したが、海外は米国が石油関連事業の減少、アジアも新興国での市況低迷、通貨安などの影響で低調であった。営業利益も成長のための投資拡大などで、12.2%減の479億円となった。17年3月期は、売上高8200億円(前期比1.6%減)、営業利益630億円(同1.1%増)、税引前当期純利益645億円(同1.8%減)、当期純利益475億円(同0.4%増)と予想している。