横河電機 16年3月期決算 制御事業3年連続最高更新

横河電機の2016年3月期連結決算は、売上高4137億円で前期比2.0%増、営業利益396億円で同32.9%増、経常利益407億円で同22.0%増、当期純利益302億円(同75.1%増)とすべての項目で過去最高となった。

主力の制御事業は、資源・エネルギー・素材関連合理化投資やプラント設備関連の更新、および運用・保守サービス需要の増加などで堅調に推移し、3667億円(2.4%増)と過去最高額を3年連続で更新した。営業利益も、売上高の増加に加え、為替の影響や固定費の削減施策効果などもあり、367億円(35.4%増)と大幅に増えた。

17年3月期は、売上高4070億円(前期比1.6%減)、営業利益360億円(同9.2%減)、経常利益350億円(同14.0%減)、当期純利益230億円(同23.7%減)と予想しているが、為替の影響を除くと増収増益になると見ている。

同社は前年度から新たな中期経営3カ年計画「TransformatIon2017(TF2017)」をスタートさせている。(1)お客さまフォーカス(2)新しい価値づくり(3)高効率グローバル企業の三つの変革の実現に取り組んでおり、16年は来年以降大きく飛躍するための基盤整備の年として取り組む。

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