ハーティング(横浜市港北区、能方研爾代表取締役)は、コネクタシステムの新製品としてイーサネットスイッチ機能を備えた「Han-Modular SwItch US4モジュール」を発売した。新モジュールは四つのRJ45ポートを備え、EtherNet/IPやPROFINETベースで伝送速度最大1Gbpsの通信が可能となっている。
また、同社のHanコネクタにシームレスに組み入れることができるため、着脱可能なソリューションを提供し、スペースを削減できる。必要なスペースは、Han-Modularの標準モジュール2個分とコンパクトとなっている。
さらに、接続デバイスの送信・受信回路を自動的に検知し、各伝送路を正しく設定するAuto MDI/MDIX、ツイストペアの極性エラーを自律的に修正するオートポラリティ、接続された二つのイーサネットノード間で通信し、段階的に最大1Gbpsまでデータ転送を設定したり、通信タイプを全二重/半二重か自動で検知し、切り替えるオートネゴシエーション機能なども内蔵している。
同社のHan-Modularは、モジュール単位で信号、電力、通信、光、エアーなど自由に組み合わせ、一つのコネクタに収めることが可能なコネクタシステムで、高い堅牢性とIP65/67の防塵防水性を備えている。工場設備内の制御盤から屋外まで過酷な環境下での使用に最適。