フエニックス・コンタクトは、従来の丸形/Y形端子用端子台の使いやすさをさらに進化させ、新たな独自機能をプラスした「BT端子台シリーズ」を開発した。コストダウン、機能性アップ、プッシュイン式端子台への架け橋といったテーマで特徴を盛り込んでいる。フィンガーセーフ構造は端子カバーを不要とし、カバーの費用、加工コストを削減。FBSブリッジバーシステムは、挿し込むだけで隣接端子台を導通させることができるため作業効率がアップする。端子台のスプリング構造によりねじの脱落を防止し、締め付け時の作業もしやすくなっている。ねじがオープンの状態でもUL600V規格に適合することは大きな特徴の一つ。ねじ式とプッシュイン式のハイブリッド端子台は、工場とフィールドでの接続方式の違いを解決するソリューションとして期待される。
内部配線はプッシュイン式で接続し、外部配線をねじ式とすることで今まで展開しづらかった市場や機器にも使用することが可能になる。これによってプッシュイン式の認知が広がり、盤製作のさらなる効率化が可能。