MECHATROLINK協会(MMA)の幹事会社に、米テキサス・インスツルメンツ(TI)社が加わった。また、MECHATROLINKが中国のGB規格を取得した。
MMAは日本発のモーションフィルドネットワークとして、日本からアジア市場へ普及が進んでおり、会員数は今年5月末現在で2784社と昨年度から398社増えている。
幹事会社はこれまで、エム・システム技研、オリエンタルモーター、キーエンス、デジタル、安川情報システム、安川電機、横河電機であったが、これで幹事会社は8社になる。TIは米国に本社を置いており、海外メーカーの幹事会社は初めて。
MMAは会員数3000社突破を目指した活動を続けており、特にグローバルカンパニーのメンバー加入を目指している。その一環として、今年度下期にはASEAN支部をシンガポールに設立を予定しており、すでに開設しているインド支部と合わせ、ASEANなどのアジア地区での普及・促進活動を加速させようとしている。今回、TIが幹事会社に加わったことで、この取り組みに弾みがつくことを期待している。
一方、GB規格取得は、SEMI、IEC規格の採択に続くもの。今年4月25日付けで中国国家標準化管理委員会から公告された。今年11月1日から実施される。
GB規格取得により、中国市場だけでなく、グローバルでの普及・推進活動でアピールしていく。
MMAでは、その他のエリアでの規格対応も検討を進める方針だ。