日本電機工業会(JEMA、津田純嗣会長)は、「第95回定時総会」をANAインターコンチネンタルホテル東京で5月31日開催し、2015(平成27)年度事業報告および決算報告、16(平成28)年度事業計画および収支予算などを審議し、承認した。
16年度の重点事業計画として重電事業では、インダストリー4.0、IoTなどスマートマニュファクチャリングを関連での取り組みを強め、スマートマニュファクチャリング特別委員会による提言書の公開や、それに伴う活動計画、制御セキュリティガイドラインの普及、およびセミナーの開催などを挙げている。また、津田会長の任期満了に伴い、新会長に志賀重範東芝代表執行役副社長を、副会長には北澤通宏富士電機代表取締役社長をそれぞれ選任した。
志賀新会長は会長交代の記者会見で「エネルギー革新戦略に対する電機産業としての推進、電機業界の成長戦略の推進、新たなものづくり・サービス産業の創出の推進の三つに重点を置く。製造業における企業間協調領域と競争領域の明確化や電機製品に関するIoT対応方式の提案・先行事例に取り組みたい」と述べた。
なお、総会後、「2016年度電機工業永年功績者表彰」も行われ11人に津田会長から表彰状と記念品が手渡された。