電子情報技術産業協会(JEITA)は5月27日、水島繁光会長の任期満了に伴い、後を引き継いだ東原敏昭新会長(日立製作所取締役代表執行役社長兼CEO)の就任記者会見を行い、2016年度はCPS(サイバーフィジカルシステム)/IoTを中心に活動を行っていくことを明らかにした。
会見で東原会長は「IoT等で産業構造や社会構造が大きく変わる中、IT・エレクトロニクス産業は産業や社会システムのプラットフォームとして、新ビジネスの創出や社会のイノベーションで日本経済の活性化に努める」と話し、今年度は重点領域をCPS/IoTと定め、社会実装推進を活動の中核に据え、規制・制度改革やデータ利活用のルール作り、セキュリティの確保などの事業環境整備に取り組むとした。特に異業種、ベンチャー企業、海外企業・団体と連携し、CPS/IoT、新たなビジネス創出に力を入れていくと話した。
またCEATECは今年から、「最先端IT・エレクトロニクス総合展」から「CPS/IoT ExhIbItIon」へと変わることを発表。異業種やベンチャー企業、海外企業と連携してIoTの一大専門展としてスタートを切る。