日本電気制御機器工業会(NECA、曽禰寛純会長)は、「第5回定時社員総会」を東京・浜松町東京會舘で5月31日開催した。
総会は、曽禰会長を議長にして、2015(平成27)年度事業報告および収支計算、16年度(平成28)年度基本方針・施策・事業計画および収支予算を審議し、承認した。
16年度は、第4次産業革命への対応を拡大しながら、3S(国際標準化・規格化、安全、環境)を重点に取り組み、医療福祉、スマート農業へも活動を展開する。さらに、海外ユーザーに向けて英文サイトを新たに立ち上げるとともに、国内外からの制御機器検索サイト機能を有したホームページ構築を目指す。
また、新任役員の選任も行われ、副会長にオムロンの尾武宗紀執行役員、監事に吉田一昭安川コントロール社長と久保田豊ケージーエス社長が就任した。
曽禰会長は懇親会のあいさつで「第4次産業革命WGでは、30年の電気制御機器業界将来像を描く取り組みを行っており、今年度下期には公表できる」ことを明らかにした。
なお総会後、役員功労・委員功労者・委員会功績表彰も行われ、役員功労で元ケージーエス会長の榑松武男氏、委員功労として、勤続15年でIDEC松本吉弘氏と富士通コンポーネント鈴木勝男氏、10年でIDEC牧本茂樹氏、同柿崎晶子氏、オムロン山本博之氏、デジタル松田仁男氏、富士電機機器制御竹前正之氏、委員会功績で制御安全委員会と制御盤安全WGがそれぞれ表彰された。