GENUSION(兵庫県尼崎市、中島盛義代表取締役社長)は高速な書き換え・高信頼性・微細化が可能で、産業機器やIoT機器に最適なNORフラッシュメモリ製品の量産を開始した。
同製品は、独自開発したB4-Flash技術によるNOR型フラッシュメモリや、同フラッシュメモリを用いたストレージ製品で、新しい動作原理であるB4-HE(Hot Electron)書き込み方式により、高速な書き換え・高信頼性・微細化を特長とするフラッシュメモリ。パラレルインターフェースの従来型NORフラッシュと互換性を持ち、電源電圧・パッケージは各社NORフラッシュとピン互換(56ピンTSOP)。さらに、パラレルインターフェースNORフラッシュの標準コマンドをサポートし、JEDEC標準のCFI準拠。10万回書き換え後でも125℃下で20年間のデータ保存が可能と、高い信頼性を誇る。
また、通常のNOR型製品と比べ、4倍以上の高速書き換えが可能、高速チップ書き換えにより、製造工程でのメモリ書き込み時間や市場でのアップデート時間を短縮できる。開発段階では書き換え時間が短縮でき、ソフトウエア開発者のストレスが低減する。データログ格納のような頻繁な書き換えと不揮発性なデータ保存を行う用途にも最適で、通信インフラ機器などの産業機器やIoTや車載関連で書き換えの高速性・データ保持信頼性を求められる使い方に適している。