磁気応用センサのエヌエーは、近接スイッチ、フロートスイッチ・レベルセンサ、無人搬送車用センサなどを通じ、製造現場の安全性・生産性向上に貢献し、日本をはじめものづくりの現場を支えている。
ものづくりの現場では冷却水、洗浄液、各種オイルなど多くの液体を使用するため、所定の残量になっているかをしっかり管理することが、安定生産や作業者の安全確保のために重要な要素となってくる。同社は得意とするレベルセンサ(電流出力タイプ)として5ミリピッチでの水位検出が可能な製品を開発。各種液体のオーバーフローや無くなり検出の用途で活用されている。
従来のレベルセンサでは複数の水位での信号発信が必要な場合、物理的に複数台を設置したり、何度も取り付けや検出位置の設定をし直したりする必要があったため、場合によっては液面の上限と下限だけの信号からタイマー信号と組み合わせるなど制御側で工夫をし、液面制御を行っていたが、本製品を使用すると設定はそのままで、検出したい水位が自由に設定できる。センサ購入コストの削減はもちろん、設計・設置・配線工数削減、設定ミスの防止、適切な設定による安全性・品質の向上を実現する。