シーシーエス(京都市上京区、各務嘉郎代表執行役社長)は、従来品比較で約7倍の照度を実現し、製造ラインの高速化に貢献する検査用LED照明「PFシリーズ」(画像処理検査用パワーフラッシュLED照明および専用電源)を販売した。
同製品は、ストロボ発光専用に設計された照明と電源で0.1マイクロ秒単位で設定した発光タイミングで強力な光を照射、各種光学系を新規開発し、最大ピーク電流21.6A。従来の同等品との比較では約7倍の照度、瞬間最大照度は700万 、高速の製造ラインで従来使用されているキセノンフラッシュランプ光源に対する置き換えが可能となる。
電源での照明制御は、12V~48V(ハイレンジ設定では33V~48V)まで512段階の電圧可変による設定と、発光時間は1~100マイクロ秒まで、0.1マイクロ秒単位で991段階に設定が可能で、高速カメラのシャッタータイミングに合わせた正確な発光で撮像ができる。
1台の電源で照明を同時に制御できるチャネル数は2チャネル、合計の最大電流は43.2A。検査用LED照明では業界初となる明るさと、きめ細やかな制御機能により、従来品に比べ10倍以上のラインスピードにも対応が可能、製造ラインの高速化要求に応えることが可能となる。