マスプロ電工はアンテナ技術を活用したRFID関連製品のラインアップを強化、高いレベルでの原料管理、製品管理が求められる医薬品・化粧品関連業界での評価が高まっている。
化学原料を用いる製造現場では、トレーサビリティの強化、工程ごとの製品ロケーション管理など、以前にも増して工程情報の読み書きをする頻度が増え、RFIDはそれら情報管理のツールとして重要度を増している。特に安定した読み書きのためにはアンテナは重要な機器として認識されている。
例えば陳列棚、在庫棚などに適したRFIDシートアンテナは1.8ミリとアンテナの存在を感じさせない薄さを実現。原料単価が高額で、製品によっては法律で取り扱いできる人が限られる原料が多い薬品・化粧品などは、高い管理レベルが求められるため、医薬品・化粧品業界でも注目を集めている。
さらに、ゲート外への電波漏れ防止設計を施したRFIDトンネルゲートアンテナは、ゲートを通すだけでタグの出入り状況を管理でき、出荷検査などの工程に最適。狭指向性の専用アンテナを採用しているため、ゲートの外に電波が漏れず、意図しないタグの読み込みも発生しない。
同社はリードライタや温度・湿度・気圧・加速度センサー内蔵RFタグもあわせて提供、ソリューションとしての提案を推進し顧客の信頼を勝ち得ている。