IDECグループのロボットシステムインテグレータ、コーネット(愛知県一宮市、武仲清貴代表取締役)は、7月1日から産業用協働安全ロボットのレンタルを開始する。
安全性・生産性向上や人手不足を背景に、小形ロボットの導入を検討している中小企業などのユーザーがメーン対象。初期投資負担が少ない「レンタル」で協働安全ロボットを気軽に導入することができる。特に3品産業と呼ばれる食料品、医薬品、化粧品などでの単純作業における生産性・安全性向上、人手不足対応、省スペース化に適している。
IDECグループは「ものづくり安全」のエキスパート企業として、セーフティアセッサ資格保有者を多数有しており、レンタルだけではなく、導入するロボットシステムに最適な安全指導を行う。対象ロボットは産業用協働安全ロボット「ユニバーサルロボット」(以下UR)。URは、高い安全性能(TUV安全認証取得)で、安全柵なしで設置可能。セットアップ時間が早い、かんたんプログラミング、軽量・省スペースといった特長を有している。
ロボットのレンタル事業は商社などが中心となりサービスが広がっているが、セッティングから安全指導まで一括で委託できるシステムインテグレータはほとんどない。同社は今後、他メーカーの協働ロボットのレンタルも展開するとしている。