オムロンは、ACサーボシステム1Sシリーズを開発、7月1日からグローバルで一斉発売した。
今回発売する「1Sシリーズ」は、マシンオートメーションコントローラ「形NX/NJシリーズ」とオープンネットワーク「EtherCAT」を介して接続することで、搭載する設備の性能を向上すると共に、オートメーションソフトウエア「Sysmac StudIo」によって設計から立ち上げまでを容易にする。これにより、サーボの選定から調整までの時間を同社従来機種比で50%削減できるとしている。
また、「形NX701」とACサーボシステム「1Sシリーズ」の組み合わせにより、同社従来機種比2分の1となるEtherCAT通信周期125usを実現。業界最高水準の高速制御を可能にしながら、従来機種比8倍となる高分解能23ビットエンコーダを採用し、超高精度な設備の開発に貢献する。
さらにオープンネットワーク「EtherCAT」でセーフティコントロールユニット「形NXシリーズ」と「1Sシリーズ」を接続させる国内初のFSoE(FaIlSafe over EtherCAT)を採用。サーボの軸数ごとの非常停止の配線が不要となり、安全システムを簡単に構築することを実現。
サーボドライバーの高さの共通化、端子台の配置、バッテリーレスABSエンコーダの標準搭載など、設置・メンテナンス工数も削減できる。