フエニックス・コンタクト(横浜市港北区、青木良行代表取締役社長)は、イーサネットの通信ネットワークを最大20キロメートルまで延長できる中継装置「TCEXTENDERシリーズ」を販売開始した。
新製品は、従来100メートルであったイーサネットの伝送距離を、光ファイバーケーブルを敷設することなく20キロメートルまで簡単、かつ安価に延長できるもの。金属導線を使用するため、光ファイバーケーブルの延長に比べコスト削減が可能で、既存の導線を再利用できるとさらに利用効果が高められる。
また、SHDSL技術により、最大30Mbps(4線式)と15Mbps(2線式)で安定した通信が可能で、しかもわずらわしい設定なしのプラグ&プレイでリング構成による通信の冗長化が可能(型式2001、6004)。
さらに、警報接点、診断ログ機能、イベントログ、SNMP(マネージドタイプのみ)などの機能により、通信状態を確認可能。
そのほか、マネージドタイプには、組み込み式で交換可能なサージ保護機能「PLUGTRABPT-IQ」が付属している。
種類は、標準品のアンマネージドタイプ1機種、IP経由の設定、診断機能や交換可能なサージ保護機能がついたマネージドタイプ2機種が完備。
主な用途は、鉄道、道路、空港、プラントなどの長距離ネットワークの構築。