日本配電制御システム工業会(JSIA)は、「受配電設備のガイドライン」を書籍としてまとめ、頒布している。
同書は、2009年9月に発行した「配電制御システム検査ハンドブック」の内容を、その後の規格・基準の変更に合わせるとともに、新たに設計・電気製図などの項目を追加するなど、判断のよりどころとなっている規格・基準をできるだけ掲載している。
今年4月から電力料金の自由化がスタートする中で、求められる品質を安定的に供給するためにも電気事故を未然に防ぎ、事故が起こった場合には被害を最小限にくい止めるためのシステムとして、配電制御システムは重要な役割を担っている。
本書では、配電盤類の規格や試験・検査の規格、故障の原因と対策、配電盤類の組み立て・配線、機器の設定と調整など、多岐な内容になっている。
配電盤類の製造に関係する人には必須の書。
体裁はA4判約300ページ。価格は3000円(税、送料別)。購入申し込みは、JSIAホームページ(http://www.jsia.or.jp/kikaku/kikaku.html)から。