■産業機器・設備の見える化 経済的な運用が可能
東芝は、産業機器やビルファシリティなど管理・監視対象とする装置のデータ収集と蓄積、稼働状況を示すデータの見える化サービス・遠隔監視サービス、運用サポートまでをパッケージ化し、「見える化と遠隔監視」を簡単・迅速に始められる、IoT基盤のクラウドサービス「IoTスタンダードパック」の販売を始める。
同サービスは、プラントやビルファシリティ・産業用機器の遠隔監視による故障検知や、エネルギーマネジメント、製造工場での歩留まり向上など、社会インフラ、エネルギー、産業領域で多くの導入実績があり、製品・機器の接続からデータ収集、蓄積・分析による見える化やその利活用までをトータルで提供できるインダストリアルIoT基盤。あらかじめ管理・監視対象とする装置の種別や属性情報、インターフェース、データ種別の情報などをテンプレート化して準備。これまで利用部門ごとに実施していた準備作業や現地作業のエンジニアリング業務を簡素化、現場での「プラグ&プレイ機能」によって、装置とエッジゲートウェイをつなぐだけで接続が完了し、見える化・遠隔監視開始までの時間を大幅に短縮。
さらに、エッジ側で多種多様な装置との高速通信や計測値に対してルールに従った検知・制御などを1次処理し、クラウド側では分析やルール設定などを高度化。協調・分散処理により、全体のネットワーク負荷を低減し、セキュアかつ経済的な運用が可能になる。
また同社のスマートコミュニティ・エネルギー領域での豊富な実績を持つビッグデータ処理ミドルウェアとオープンパートナーシップに基づき、世界中の優れた製品・技術やグローバルコネクティビティを可能とするネットワークを組み合わせて顧客の課題を解決できる。