福井大学、オムロン IoTでまちおこし 顔画像技術の活用効果を検証

福井大学とオムロンは、ネットワークカメラセンサを福井県下の自治体施設や商業店舗などに設置し、地域活性化(まちおこし)における顔画像センシング技術「OKAO VIsIon」の活用効果を、6月30日から2017年3月31日まで共同で検証する。

オムロンが「OKAOVIsIon」を搭載したネットワークカメラセンサ「ヒューマンビジョンコンポ HVC-C2W」と、専用アプリケーションソフトウエア「マーケティングアプリ」を用い、来訪者の性別や年齢などの情報を収集。福井大学はネットワークカメラセンサから得られたデータを基にソフトウエア上で時間ごとの来訪者の変化などを分析し、公共施設の利便性の向上や店舗などの売り上げを拡大するための仕組みづくりに取り組む。

研究は、福井大学がキャンパスを置く福井県吉田郡永平寺町の協力を得て、最初の調査フィールドとして同町の役場や図書館などの公共施設にネットワークカメラセンサを設置して実施。福井大学とオムロンは、あらゆるものがインターネットにつながるIoT時代において、人と機械のインターフェースとして重要な役割を担う顔画像センシング技術を用い、新たなまちづくりの手法を確立することで、永平寺町のさらなる活性化に貢献する。

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