日東工業は、新製品や注力製品を特定顧客に紹介する内覧会を、東京・秋葉原のアキバ・スクエアで13、14日の両日開催し、約2000人が来場した。
「~つながりを大切に~今もそして、これからも」をテーマに開いた展示会場は、大きく6つのソリューション(EMS、電源、PV、FA、防犯・防災、IT)コーナーで展示した。
中でも阪神淡路大震災や東日本大震災発生時に大きな問題となった、地震発生時に電源が切れないことによる火災発生を防ぐ感震ブレーカーの普及に向けた感震ブレーカーやSPD(避雷器)などの防災機器付き分電盤では、IoT化に対応して、クラウド通信などとリンクしてスマホなどで状態監視できる取り組みは、新たなホーム分電盤市場開拓の可能性を示した。
また、携帯電話基地局など無人施設などに有効なオートリセットブレーカー、これからの普及が期待されているバッテリー収納に対応した重荷重ラック、小型・軽量化で盤の小型化を実現したブレーカーなど、同社独自の技術製品が多数披露された。
さらに、同社グループの新愛知電機製作所、大洋電機製作所、南海電設、シンガポール・ギャザーゲイツ、タイ日東工業なども出展し、各社の特徴をアピールした。同社が東京で内覧会を開催するのは3年ぶりで、この後、名古屋、大阪でも開催を予定している。