東芝は、産業用サーバの新製品「FS20000Sシリーズ」2モデルの販売を開始した。新製品は、24時間連続稼働を前提とした設計、および製品の長期供給と長期保守といった産業用コンピュータの特長を保ちながら、最新のサーバ向けプロセッサIntelXeonプロセッサE5-2600v4を採用し、処理能力が従来機種に比べて、上位CPUモデル(model200)で約15倍、下位CPUモデル(model100)で約6倍向上。
さらに、2Uサイズ(高さ約87ミリ)のラックマウント型でありながら、最大900GBの内蔵ハードディスクと最大400GBの内蔵SSDを、最大で8台まで実装可能。
また、メーンメモリとして、最新のDDR4SDRAMを採用し、高速アクセスを可能とするとともに、シングルビットエラーの検出・訂正を行うECC機能を搭載。最大512GB(2CPU時、2016年9月リリース予定)まで搭載可能で、大規模アプリケーションにも対応し、高いパフォーマンスを発揮する。
しかも、メモリミラーにも対応しており、ECC機能では訂正しきれないマルチビットエラーなどからデータを保護し、システムの安定稼働を支える。
そのほか、IPMI(IntellIgen tPlatform Management Interface)Ver2.0に準拠したBMC(Baseboard Management Controller)デバイスの搭載により、ネットワークを介して遠隔から現場に設置した複数のサーバにアクセスが可能で、ハードウエアモニタ情報(CPU温度、庫内温度など)の確認、OSのシャットダウン、電源ON/OFF制御も行うことができる。